社長の流儀

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難工事も短期間で。お客様からの期待を上回る仕事で応える

株式会社多利加の主な業務は、商業施設や老健施設、またマンションや病院などを中心とした内装工事。軽鉄・ボード・内装仕上げ・カーテン・ブラインド・OAフロアなど幅広く手がける企業は、山形県内でもそれほど多くない。

「初志貫徹」と学びの社風が成長の秘密 「利他」の精神から生まれた社名

 「協力会社・職人さんも多く、職人数が毎日50人を超すような大規模工事にも対応できるのが大きな強み。一社では施工が難しい工事や短期間での工事にもトータルに応えることが可能です」と、鈴木社長は言う。

さらに、少数精鋭主義を貫き、創業二十周年を迎えた現在、社員数は五名。現場ごとの管理を一人ひとりが担当し、営業から見積もり、工事監理、引き渡しまでに責任を持つ。そのため、顧客にとって責任の所在が明確であると同時に、社員一名あたりの利益率の高さも多利加の特色の一つである。

内装職人から増改築会社起業へ。それは自らのリノベーションだった。

鈴木社長が株式会社多利加を起業したのは平成七年。それ以前は、内装職人として父親とともに家業を支えていた。起業のきっかけは受け取った手形の不渡り。債務をかかえ、会社組織にして売上を大きくし返済するか、個人倒産するか、二つの選択肢しか無かったと鈴木社長は当時を振り返る。
「言わば、崖っぷちでの起業で、将来的なビジョンを考えるような余裕はありませんでしたが、山形で一番になりたいとだけは思っていました。それ以来、会社の経営に徹するため、職人としての仕事は一度もしていません」。

毎週行われる経営会議と情報共有ミーティング

会社はつくったものの、それまで一職人だった鈴木社長には信用も実績もなく、当然ながら思ったような受注は得られるはずもなかった。
「その頃、トイレ1カ所のクロス張り替えの仕事をいただいて。その時のありがたさを今も鮮明に覚えています。これからも決して忘れてはいけないと思っています」。

仕事を依頼してくれたお客様の期待を決して裏切らない。誠実に、確実に、期待以上の仕事をする。すべての活動の原点を自分たちではなくお客様のために。「多利加」の社名はこの「利他」の考えに由来している。
「利益を上げるというのは、対価より価値が勝ることにほかなりません。別の言い方をすれば、お客様からの期待を上回る仕事への評価をいただけて、はじめて自分たちの利益に繋がっていくのだと考えています」。

社員全員がほぼ「社長権限」を持つための、スキルアップと情報共有。

鈴木社長が株式会社多利加を起業したのは平成七年。それ以前は、内装職人として父親とともに家業を支えていた。起業のきっかけは受け取った手形の不渡り。債務をかかえ、会社組織にして売上を大きくし返済するか、個人倒産するか、二つの選択肢しか無かったと鈴木社長は当時を振り返る。

6名の少数精鋭主義で利益額は県内トップクラス

「言わば、崖っぷちでの起業で、将来的なビジョンを考えるような余裕はありませんでしたが、山形で一番になりたいとだけは思っていました。それ以来、会社の経営に徹するため、職人としての仕事は一度もしていません」。

会社はつくったものの、それまで一職人だった鈴木社長には信用も実績もなく、当然ながら思ったような受注は得られるはずもなかった。
 「その頃、トイレ1カ所のクロス張り替えの仕事をいただいて。その時のありがたさを今も鮮明に覚えています。これからも決して忘れてはいけないと思っています」。

仕事を依頼してくれたお客様の期待を決して裏切らない。誠実に、確実に、期待以上の仕事をする。すべての活動の原点を自分たちではなくお客様のために。「多利加」の社名はこの「利他」の考えに由来している。
 「利益を上げるというのは、対価より価値が勝ることにほかなりません。別の言い方をすれば、お客様からの期待を上回る仕事への評価をいただけて、はじめて自分たちの利益に繋がっていくのだと考えています」。

社会が抱える課題に取り組む、新規事業への夢と地域への貢献。

鈴木社長の次なる目標は、自己資本を積み、新規事業に投資していくことだという。

代表取締役 鈴木真一

現在、地方に限らず空き家問題が社会的な課題として注視されているが、これは一軒家のみならず、ビルやマンションにおいても同様の問題を抱える物件が増加している。 
「老朽化などの理由で借り手不足に悩むオーナー様から、ビル・マンションを弊社で買い取り、リノベーション、リビルドを行って今一度社会に還元していければと考えています」。

下請け中心の受注シェアの見直し、企画・提案力の強化、さらには事業を進める過程での人材の育成などを見据えた企業経営。これらに加えて、より永続性があり、お客様からも喜ばれる商品とサービスの創造が、今後の課題であり目標である。
 鈴木社長の座右の銘は「初志貫徹」。そして一番大切にしていることは「自分自身を含め、社員も会社も、他者から期待され、必要とされる存在になっていくこと」。

利他の精神に一貫した株式会社多利加の理念は、鈴木社長のもと、次のステージに向かおうとしている。